ダンスイベントを主査したことのある人なら、出演者の出番について考えた経験があると思います。

今回は【ダンスイベント】で主催者がどのように出演ダンサーの出番を決めていくのかについて考えてみましょう。

【ダンスイベント】ダンサーの出演順の決め方について「ダンス歴について」

例えるとダンサーにはボクサーや社交ダンスのようなランキングやライセンスが存在しないため、ダンス歴がレベルを見る基準になります。

なのでダンスイベントを主催するうえで、ダンサーのダンス歴を知ることが重要になります。

ではダンサーのダンス歴とはどのようなものなのかを見てみます。

例えば

  • 趣味でダンスをしている(アマチュア)
  • ダンスを職業にしている(プロ)

この二種類に分けてダンス歴をみます。

★アマチュアの場合
  • 初級(経験が10年以内)
  • 中級~上級(経験が10年以上)入賞歴有
★プロの場合
  • 有名なダンスコンテスト優勝歴無し・入賞歴有(インストラクターとショーの活動多め)一般のセミプロ基準レベル
  • 有名なダンスコンテスト優勝歴・1回~5回以内(実力が豊富)一般基準のプロレベル
  • 有名なダンスコンテスト優勝歴・5回~10回以内(実力も人気も有り)国内基準のプロレベル
  • 有名なダンスコンテスト優勝歴多数・10回以上(実力も人気も有り)世界基準のプロレベル

10年前のダンスシーンでは踊ってきた年数と振付の数や仕事の数をダンス歴に見てもらえることもありました。

近年ではダンスコンテストの数も多くなり、優勝歴が一番わかりやすいダンス歴になってきています。

その中でも優勝したダンスコンテストが有名であればあるほど、ダンス歴のレベルがわかりやすくなります。

【ダンスイベント】ダンサーの出演順の決め方について「出演枠の決め方について」

出演ダンサーの出番を決めるにはまず、出演枠を決める必要があります。

例えばボクシングの試合を参考に見てみると、プロの試合が行われる枠は4回戦~12回戦になります。

その中に階級別で試合が行われてライセンスがあります。

プロボクシングの試合の場合

  • 4回戦 ★C級ライセンス
  • 6回戦 ★B級ライセンス
  • 8回戦 ★A級ライセンス
  • 10回戦(日本・東洋太平洋タイトルマッチ) ★A級ライセンス
  • 12回戦(世界タイトルマッチ) ★A級ライセンス

ダンスイベントの場合

ダンスイベントの場合はライセンスが存在しません。

だいだいのダンスイベントは3種類の枠に分かれています。

  • 【一般ダンサー枠】発表会ナンバー / 初心者ダンサー ~ 中級者(アマチュア)
  • 【ゲストダンサー枠】(セミプロ ~ 一般のプロ基準)
  • 【スペシャルゲストダンサー枠】(国内のプロ基準 ~ 世界のプロ基準)

【ダンスイベント】ダンサーの出演順の決め方について「出演順の決め方について」

ここまでにダンサーのダンス歴と出演枠を説明してきたので、出番を決めてみましょう。

決め方は出番枠の中に出演回数やダンス歴を基準に決定していきます。

  • 【一般ダンサー枠】発表会ナンバー / 初心者ダンサー ~ 中級者(アマチュア)

    1・発表会ナンバー(初出演)

    2・初心者ダンサー(初出演)

    3・発表会ナンバー(2回以上出演)

    4・初心者ダンサー(2回以上出演)

    5・中級ダンサー(初出演)

    6・中級ダンサー(2回以上出演)

    7・上級ダンサー(初出演)

    8・上級ダンサー(2回以上出演)

    9・上級ダンサー(初出演)入賞歴有

    8・上級ダンサー(2回以上出演)入賞歴有

    9・上級ダンサー(入賞歴多い)

  • 【ゲストダンサー枠】(セミプロダンサー ~ 一般のプロダンサー基準)

    1・セミプロダンサー(初出演)

    2・セミプロダンサー(2回以上出演)

    3・セミプロダンサー(入賞歴有)

    4・セミプロダンサー(入賞歴多数)

    5・一般プロダンサー(初出演)

    6・一般プロダンサー(2回以上出演)

    7・一般プロダンサー(入賞歴多数)

  • 【スペシャルゲストダンサー枠】(国内基準のプロダンサー ~ 世界基準のプロダンサー)

    1・国内基準のプロダンサー(30歳まで)

    2・国内基準のプロダンサー(30歳以上)

    3・世界基準のプロダンサー(年齢制限無し)

まとめ
ダンスイベントでダンサーの出演順はどうして決めるのか?についてダンス歴を基準に決めていくと出番は決めやすいと話しましたが、イベントによっては多少の違いもあります。
ダンスイベントのやり方が違っても、今の現役ダンサーの出演順の決め方としてはこの方法が決めやすいのではないかと思います。
最後まで読んでいただき有難うございました。